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September 22, 2004

IRMA at SEX and the CITY / V.A.

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『La Isla Del Amor』試聴はこちら(m3u)

ドラマ『Sex and The City』の人気はどこから来るのだろう。週末のブランチで赤裸々に話す身辺の男性やセックス話の痛快さ? NYの30代独身女性が自由奔放に過ごすメトロポリタン・ライフへの憧れ?それらはもちろん、今年のエミー賞で主演女優賞獲得した主演のサラ・ジェシカ・パーカー、そして助演女優賞を獲得したシンシア・ニクストンなどの出演者一人ひとりの役作りや物語の構成などを上げればきりがない。

だが、忘れてはならないのは『Sex and The City』を人気ドラマたらしめる要素である“オシャレ”をキーワードにしたファッション、そして音楽へのこだわりだ。主演、そしてプロデューサーでもあるサラが演じるキャリー・ブラッドショーの6シーズンで着た洋服・靴の総コストは2億3千万円に上るらしい…。また、音楽好きとしてはストーリー中に流れる曲にIRMA音源が使われていることも見逃せない。

IRMAレコードとは知る人ぞ知る、イタリアの名門レーベル。ファンク、ハウス、ジャズ、ラウンジ・ミュージックを独特観点でブレンドし、芸術的に選りすぐった『IRMA Cocktail Lounge』は特に有名だ。

今回の『IRMA at SEX and the CITY』は全6シーズンからDaylight Session(昼用)、Nightlife Session(夜用)と、いずれも2枚組みで曲の雰囲気ごとにピックアップされたコンピレーション。どの曲がどのシーズン、エピソードで使われたものなのかCDにクレジットが付いているのもファンには嬉しいところ。

曲を聴きながらドラマのシーンを思い出す…ってのは随分なマニアか。SATCを知らずともラウンジ好きが充分に楽しめる内容になっている。ドライブ、デートの雰囲気作りにはもちろん、話のネタとしても使える一枚はこれ以上ない。

(By Koichi, I)

下記のサイトで全曲試聴ができます。

Daylight Session
http://www.moviegrooves.com/shop/sexandthecityday.htm

Nightlife Session
http://www.moviegrooves.com/shop/sexandthecitynite.htm

ラスト・シーズンとなるSeason6のDVDがそろそろ発売されます。

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ちなみに蛇足ですけど、キャリーがドラマでよく飲んでいたメトロポリタンは、コニャック1/3、ホワイトペパーミントリキュール1/3、デュボネ1/3(ワインにキナ樹皮をブレンドして樽熟成させたもの)という組み合わせのカクテル。

Posted by muzseek at | (2) |

April 23, 2004

Lost in Translation / OST

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『City Girls』試聴はこちらmusic.gif(Flash)

王の帰還

何に驚くといえば、ソフィア・コッポラのサウンドトラックに注ぐ情熱とこだわりだ。日本でも公開の映画 『Lost in Translation』 のサントラに並んだメンツをみてもつくづくそう思う。前作 『Virgin Suicide』 でラストに流れるAIRの起用の仕方といい、昨今の映画には無い音楽的な側面での整合性も生み出した彼女だ。単に映像を際立たせるだけではない、音楽を常に切り離せない一つの物として扱うその姿勢は尊敬に値する。

今作でも注目を集めたのは、グラスゴー出身、My Bloody ValentineのKevin Shieldsが楽曲を提供したことだろう。彼を再び表舞台に引き上げたコッポラには惜しみない喝采を挙げたい。

80年代初頭に活動を始めたこのバンドが1991年発表した 『Loveless』 は、シールズの狂暴でメロウな音世界が完璧なまでに具現化された、ブライアン・イーノの言によれば、 「ロックの新しいスタンダード」を作り上げたアルバムだった。

問題はそのアルバムの完成度があまりにも高かったことだ。その後まもなくして、バンドはいっさいの活動を停止、今日まで沈黙を保っている。いや、その間、Kevin Shields自身はプライマル・スクリームを初めとした、プロデューサー/リミキサー業に携わってはいたが、数年ごとに持ち上がるバンド再結成/新譜リリースの噂は、流れては静かに消えていった。

このアルバムにはボーカル曲も含め、シールズの手による4曲が収録されている。上記のサイトでもサントラの一部が試聴出来る。T1 『Intro/Tokyo』 からT2 『City Girls』 の流れにはちょっと胸が締めつけられるような甘い切なさがある。加えてT6、T10、T14が彼によって書き下ろされた曲だ。

他に先日紹介したSquarepusherによるアンビエント(T3)、AIRの未発表曲 T12 Alone in Tokyo、Cornelius = 小山田圭吾が監督に推薦したという、T9 はっぴぃえんど 『風を集めて』、そしてMy Bloody Valentine(T12)、Jesus And Mary Chain(T15)と、いずれの曲も映像内で最大の効果を生み出している。

もちろん映画自体も素晴らしい。一見のエキセトリックさの下に流れる、ユニバーサルなテーマ。このサイトの趣旨を無視してレビューしてしまいたいくらいだ。ぜひ劇場で体験してほしい。

*画像もしくはこちらをクリックするとamazonから購入できます。

(By Yuichi Okada )

【製品情報】
Amazon価格: ¥2,520
オリジナル盤発売:2003年

蛇足になるけれど、映画の公開に合わせたのかどうか、My Bloody ValentineのシングルBサイド、未発表曲を集めたアルバムが発売される。こちらも機会があればぜひレビューしたい。

『ロスト・イン・トランスレーション』、日本のオフィシャル・サイト、及びサウンド・トラックのオフィシャル・サイトもオープンしているようです。さらに詳しい各トラック/アーティスト、サントラ製作の裏話なんかも乗っていて面白い。

DVDが今年の12月3日に発売されます。

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価格: ¥3,192 (税込)

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March 28, 2004

Juice / OST

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『Is It Good To You』視聴はこちらmusic.gif(Real Player)

現在に至るサントラ・ブームの先鞭をつけたとして称えられる、故2Pacの初主演映画『Juice』のサウンドトラック。本作は映画としての評価もまずまずと言ったところで、最後のシーンで2Pacが言い放つ“You’ve got Juice now, hah”は非常に印象的だった。タイトルにもなっている『Juice』は、そのお陰か黒人社会で一時期流行し、「人気、名声」のような意味のスラングとして使われていたようだ。

また、このアルバムは90年初頭にHip-HopとR&Bを違和感なく並べ、両者の距離を縮めたアルバムとしても歴史的価値を持つ。Big Daddy Kane(最強!)とAaron Hallが同じアルバムで登場し、にもかかわらずこの統一感はただ構成力に感心するのみ。

14曲中に完全R&Bは3曲収録されていて、その中でも特筆すべきはT3 Teddy Riley feat. Tammy Lucas『Is It Good To You』。この曲は90年代R&Bを代表する胸きゅんソングと言っても過言ではない。

この曲を手がけたTeddy Rileyは、90年代を代表するR&BプロデューサーでGuyをはじめ、Bobby BrownやSWVなど、その仕事っぷりは一時の小室哲也を超えていた(現在はBlackstreetとして活躍)。その作品群の中でもとにかく素晴らしいといわれるのが、上述の『Is It Good To You』。Hip-Hop専門誌Brastで行われたTeddy Rileyカウントダウンでは、SWV『Right Here』Hi-Five『I Like The Way』など名曲が連ねる中、見事に1位を獲得。シンプルなベースラインに蕩けるようなTammyの歌声、思わず口ずさんでしまうサビ&コーラス。もうこの曲を語るだけでお腹いっぱいになる。

その他、T1 Naughty By Nature『Uptown Anthem』やT8 Aaron Hall『Don’t Be Afraid』などAクラスの曲が多く、トータル・アルバムとして良。ブラック・ミュージック初心者にもオススメだ。

(By Koichi, I)

*画像もしくはこちらをクリックするとamazonから購入できます。

『Is It Good To You』 Lyrics

【製品情報】
Amazon価格:¥1,066
オリジナル盤発売:(1991/12/31)

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