August 06, 2004
Slow Your Roll / Time Machine
『Personal Ads』試聴はこちら
(Real Player)
こういうと語弊があるかもしれないが、このアルバムは第一印象が素晴らしい(ジャケットではなく曲ね…)。ジャズやファンク、ロックなどから選りすぐりのネタを絶妙に料理した彼らの曲は、聴いた瞬間に心を掴まれる。
Time Machineについて少し説明をしておくと、彼らは99年にワシントンDCで結成された、.comel(MC)とJaysonic(MC)、Mekalek(DJ)の3人組からなるヒップホップ・グループ。ちなみに本作『Slow Your Roll』は1stアルバムだ。
本作はアルバム発売よりも先に3作品がアナログ盤としてリリースされていて(2年ぐらい前かな…)、まわりのDJからも結構人気があった。最近Funky DLやNUJABESなどジャズなどを使ったオシャレ系ヒップホップ(?)は、ちょい物好きなリスナーから支持されているのでDJとしても使いやすい。
収録曲の中でも特に喰いつきがよいのがT9『Personal Ads』。Lunch Time Speaks『Ground Zero』と同ネタ(元ネタ何だっけ?)でアナログ盤では2ndシングルとして発売され、渋谷DMRで流れた瞬間に即買いした覚えがある。ちなみに先行発売のアナログで1stシングルは、T4『Reststop Sweetheart』。3rdがT12『Night Lights』。
美人(第一印象がいい)は3日で飽きると言うけれど、総体的にビートのヴァリエーションも豊富で、収録曲一つ一つのキャラ立ちもしっかりしているため、このアルバムとは長くお付き合いできるでしょう。
(By Koichi, I)
*画像もしくはこちらをクリックするとamazonから購入できます。
【製品情報】
Amazon価格:¥2,310 (税込)
CD発売:(2004/04/28)
http://www.miclife..com/mlr1003.htm
上記URLのサイトで10曲程度アルバム収録曲を試聴できます。更に1曲1曲について詳しいレビューがありますので、ご参考までに。
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June 09, 2004
Homebase / DJ Jazzy Jeff & Fresh Prince
『Summertime』試聴はこちら
(Real Player)
「夏がく~れば思い出す~♪」ってな具合に、T2『Summertime』はこの季節DJ達がクラブで挙ってかける定番中の定番ソング。夏を狙った曲は数々あれど、ジャンルを超え、国を超え、時代を超えて、こんなに成功した曲はないだろう。
Kool & The Gang『Summermadness』(これまた定番)をネタとして使い、サビに入る女性ヴォーカルのハマリ具合、そしてイントロの「ア~~イ!」と、もう言うことなし!
Jazzy Jeff & Fresh Prince、このユニット名で解散(?)してもう何年経つのかわからないくらい懐かしいが、現在は両者ともアングラ、ミーハーと互いの道で活躍している。
まずJazzy Jeff、彼はトランス・フォーマーというDJミキサーのクロス・フェーダーを小刻みに左右へON⇔OFFと動かしスクラッチの音を出す技の開発者。もともとDJとしての実力、人気ともに申し分なく、Nuyorican Soulなど他ジャンルのアーティストのアルバムにも参加したり、自分のDJスキルを使って多岐にわたり活動している。最近は、『Hip Hop Forever, Vol.2』というMIX CDを出したようだ。
そしてもう一人のFresh Prince a.k.a. Will Smith。説明不要だと思うが、ラッパーであり、タレント、映画俳優の大人気マルチタレントだ。最近DVDが出た『Bad Boys 2』も好調のよう。
今思うと、何故彼らがユニットを組んでいたかちょっと不思議だが(同じフィラデルフィア出身の幼な友達なんだけど)、終始ポップなHip Hopを一貫し、どんだけ「セルアウトだ!」とバッシングをされてもめげずにHip Hop、Rapの大衆化へ大きく貢献したことは事実だ。
今回の曲『Summer Time』とともに、そんなことを知っておいて損はない。
(By Koichi, I)
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May 09, 2004
3 Feet High & Rising / De La Soul
『The Magic Number』視聴はこちら
(Real Player)
ヒップホップは紛れもなく黒人の音楽であり、文化である。それをまるで文化的な背景の違う日本人である僕らが唄い、音に乗ることに対し少なからず疑問を抱いた人はいるだろう。日本人はPublic Enemyのようにはなれない。日本では人種差別を受けることもないし、友人がギャングの闘争に巻き込まれ撃たれて死ぬこともない。
ただ好きであるということへの疑問――。それに対し、「いいじゃん、気持ちければ!」と胸のモヤモヤ感を明るく消し去ってくれたのが本作『3 Feet High And Rising』。
彼らの音という素材であればファンカデリックだろうとフランス語だとうと、何でも使って使いまくるという自由な精神は、ラップをネクストレヴェルにまで引き上げ、また僕らに希望の光を当ててくれた。
今となってはそんなこと考えている人なんていないと思うけど、当時「ヒップホップが好きで良かった」と思えた一作。
(By Koichi, I)
*画像もしくはこちらをクリックするとamazonから購入できます。
【製品情報】
Amazon価格(マーケットプレイス):¥980
オリジナル盤発売:1989年
オススメの曲は、T1『Magic Number』、T9『EYE Know』、T14『Say No Go』T16『Plug tunin'』。ヒップホップにおいて革命的なこのアルバムを聞けば、そのアートフォームを再認識できる。
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April 11, 2004
Illmatic / Nas
『World Is Yours』視聴はこちら
(Real Player)
今年でNas『Illmatic』が発売されてから10年が経つ。このアルバムを聞いてからHip-Hopを始めましたという人は数知れず、Hip-Hopを語る上で避けては通れない、文句なしのB-Boy’s バイブルだ。
今回はその10周年を記念してCD未発Remix4曲+新曲2曲が加えられた-10th Anniversary Platinum Edition-が発売されたので、あえてAmazonにはそちらをリンクしている。
本作は彼にとってのデビュー・アルバムであるが、NasのライムはNYクイーンズでのゲットー・ライフを現実的に描いたとして高く評価された。しかし『Illmatic』といったら、やはりNasを囲む最強のプロデューサー陣であり(よく言われている話であるが)、お互いが「お前には負けないぞ!」という意気込みで作っているため、10曲ある中、全てが個性を放ちまくりのシングル級。
アメリカのHip-Hopマガジン『The Source』でもしっかり最高ランクの五本マイクを獲得し、いやもう本当に文句ないっす。アルバムを聞いてるとビートに乗って自然に頭が縦に揺れる揺れる。
ちなみにその最強プロデューサー陣は、GangstarのDJ Premier、Pete Rock、A Tribe Called QuestのQ-tip、Main SourceのLarge Professor。ん~、とんでもない顔ぶれ。これだけの人間が新人であるNasに曲を提供するとは、やはり彼のスキル、才能がズバ抜けていたのだろう。
「この頃はよかった~」なんて言いたかないけど、最近の聞いていると、やはりそうなのかな。ちなみにNas、この後リリースした2nd『It was Written』ではセルアウト(売れ線狙い)だと言われ、ストリートから反感を買っている。別に悪くはなかったのだが、やはり『Illmatic』の衝撃が大きかったため、彼には皆が期待を寄せていたのだろう。
とにかく歴史に残る文句なしの名盤!!
(By Kochi, I)
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【製品情報】
Amazon価格:¥1,758 (税込)
CD発売:2004/03/30
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March 25, 2004
Bizarre RideⅡ/ The Pharcyde
『4 Better or 4 Worse』の試聴はこちら
(Real Player推奨)
1992年にThe Pharcyde(ザ・ファーサイド)が放った1stアルバム『Bizarre RideⅡ』は、それまでの西海岸ヒップホップのイメージを大幅に変えた。
JURASSIC 5などと同様にL.A.にある伝説的なフリースタイルのメッカ「Good Life Cafe」出身の彼ら。Dr. DRE、ICE CUBEのN.W.A軍団やSnoop Doggy DoggなどG-Funk全盛であった時代には珍しく、ジャズを中心としたサンプリングで生音感のあるヒップホップを創出。そのため本作は、ヒップホップ・リスナーに限らず、ジャズやソウルなど幅広い音楽ファンに支持を得てクロスオーバー・ヒットを記録した。
正直言って収録曲には(本当に!本当に!本当に!)捨て曲が一切なく、T7『Soul Flower(Remix)』、T12『Passing Me By』、T16『Return Of The B-Boy』などのド派手なパーティー・チューンからT4『4 Better or 4 Worse』、T15『Pack The Pipe』とJazzyなチル系まで様々。アルバム全体にはファンキー且つポップな雰囲気が一貫してあり、4MCの個性的なフロウも最高にカッコイイ。(ちなみにLP盤は、青と緑のカラー・ヴァイナル+見開きジャケットという仕様で、そんなところからも彼らのセンスを感じることが出来る)
続く1996年に発売した2ndアルバム『Labcabincalifornia』では、A Tribe Called Questとも交流があるJay Dをプロデューサーに迎え、先行シングル『Runnin’』大ヒットを記録した。現在は4MCの一人ファット・リップがメンバーを脱退し、新生The PharcydeとしてJURASSIC 5などと共に活動をしている。
(By Koichi, I)
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【製品情報】
Amazon価格:¥1,994
オリジナル盤発売日: 1992年
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February 11, 2004
One Day It'll All Make Sense / COMMON
『Retrospect For Life』の試聴はこちら
(Real Player)
薄暗い部屋でソファーに座りながら、ワインやウィスキーを片手にHip-Hop ―― 恐らく今の南部Hip-HopやEminemなどを聞いている人には、なかなか想像が出来ない情景だろう。
今回紹介するアルバム、Commonの『One Day It'll All Make Sense』は彼の3作目にして最高傑作! アルバム全体の流れとして完成度が非常に高く、生演奏を巧みに使用したトラックは繊細でとても心地がよい。きっと今までにないHip-Hopを聞くことができるはず。
B-Boyに人気の雑誌「blast(当時:FRONT)」でも、1997年のHip-Hopアルバムでベスト1に上げられており間違いないと約束できる。
しかし、やはりその中でも圧巻はLauryn Hillが参加した『Retrospect For Life』。NYのルームメイトは、この曲を聞いて“スモーキー”となかなかいい表現をしていた。サビではStevie Wonderの『Never Dreamed You'd Leave In Summer』を引用した感動の1曲。
こんな曲からHip-Hopを好きになるのもありですな。
(By Koichi, I)
*画像もしくは、こちらをクリックするとAmazonから購入できます。
【製品情報】
Amazon価格:¥1894
CD発売:1997/10/22
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