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December 29, 2004

A Break in the Road

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街に溢れる様々な音をサンプリングし、曲を創りあげるFlashゲーム。お気に入りのミックスが出来あがったら最後にクラブへ行き、観客のボルテージをレッドゾーンまで上げるのがA Break in the Roadのゴールだ。

ビート、ベース、メロディー、ヴォーカルの4種類の音を6つまでマイクで録音することが出来るので、上手くバランスを考えて掴みはOK!な展開を生み出すのがコツ。ゲーム内容の楽しさは勿論のこと、『Waking Life』のようなアニメもオシャレでいい感じ。オープニングも見逃すな!

【関連リンク】
A Break in the City
製作 = LUKEWHITTAKER

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December 06, 2004

Faking the Books / Lali Puna

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『Faking the Books』試聴はこちらmusic.gif(mp3)

陽だまりの音

どの土地にもそこに根ざした季節の匂いというのがある。春、自転車に乗っているときに感じる湿って緑色をした風、桜に降りかかる雨、夕立に上っていく熱気を帯びたアスファルト。そして午後の日差しがつくる冬の陽だまり…

Lali Punaの所属するmorr musicは良質のエレクトロニカ、ポスト・ポップを多数輩出するドイツのレーベルだ。所属のアーティストもThe Notwistを始めとしてMum、Isan、Styrofoam、Ms.John Sodaなどそれぞれに温度の異なる面々が並ぶ。共通するレーベルのカラーとしては、グリッチ等のエレクトロニックな部分と生の演奏を織り交ぜ、かつポップである、といったところだろうか。

現在もThe Notwistのメインメンバーとして活躍するMarkus Acher、ヴォーカル/キーボードを担当するValerie Trebeljahrを中心に、Lali Puna単独としては「Faking the Books』は3枚目のアルバムとなる。前2作までのエレクトロニック路線はそのままに、初めてギターを中心に据えたプロダクションによって、ポップさが増した。なにより全曲メロディーが素晴らしい!刻み込まれたヴォーカルが不思議な浮遊感を生むT1 Faking the Booksに始まり、T3 Micronomic、先行シングルとなったT9 Left Handedの時速40kmの疾走感と清々しさ、T10 Alienationなどスローナンバーのグリッチ感、ぼんやりとしてせつないメロウさと、かなりの良曲が揃っている。

ギターが盛り込まれたとはいえ、その音はあくまでエレクトロニカというムーブメントを通過した後の、全てを素材として並列に扱う手法に根ざしている。そして各曲に漂う冬枯れした芝生のような暖かさは非常に心地良い。

現在USツアーを敢行中の彼ら。レーベル内における各グループの交流も活発なようで、先日リリースされたStyrofoamのアルバムにはMarkas、Valerie嬢が共に参加している。

*画像もしくはこちらをクリックするとamazonから購入できます。


(By "Q" Okada )

【製品情報】
Amazon価格: ¥1,860
オリジナル盤発売:2004年

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December 01, 2004

( ) / Sigur Ros

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『Untitled(aka. Nothing Song)』試聴はこちらmusic.gif(mp3)

午前4時半のテーマ

僕は部屋の古くて煤けたストーブの前に座っている。起き抜けのまま、ユルユルと湯気の上がるコーヒーマグを両手に捧げ、ボンヤリとフランネルのブランケットにくるまって、外を見る。昨日まで降っていた雪はピタリとやんででいて、夜はまだ明けない。空は薄紫色に滲んで透明に、世界はゆっくりと止まったまま…

4人編成、アイスランド出身、あまり知られていない1stを含めオリジナル・アルバム3枚をリリース。シガー・ロス(Victory Roseというほどの意味らしい)が産みだしてきた音には音楽の持つ永劫性やら、希望や混沌やらそんな様々が細かい雪のように結晶している。

このアルバム「( )」は本国、そしてアメリカで大きな評価を得た2nd 「Agaetis Byrjun」から2年後の2002年に発表された。タイトルの意味するところは『無題』。CD自体、ライナーにSigur-Ros.comの表記があるだけでクレジットはおろか曲名すら載っていない(実際のところ通称はあるのだけれど)。作品全体の雰囲気も真っ白なパッケージを象徴するかのようにミニマリスティックだ。詞に至ってはヴォーカリスト、ジョンジーによる造語(曰く”リスナーがそれぞれに解釈を与えてくれればいい”)という。ここまで徹底的に無名性を追求する作品は無かったのではなかろうか?2ndにあった装飾や展開の豊かさは削ぎ落とされ、ひたすらに繰り返されるテーマと積み上げられる音、それぞれはノイズの一音にまで意味があるかのように響く。T1のオルガンのシンプルなラインから始まり、T4の静かで暗示的な流れ、そしてそれぞれ10分を超えるT7、T8を最後にそれは優しく、混沌としたノイズの中へ消え入っていく。

あんなにも凍てついた場所から届いた音がなぜこんなに優しく、暖かいのだろう?毎年、冬がくるたびに彼らのレコードを引っ張りだしては、不思議にこの疑問を繰り返す。

そして、それはちょうどあの夜明け前に聴こえてきた、そんな音なんだと思う。

Sigur Ros Official HP

Sleep Walker
日本における最古参(?)のファンサイト。オフィシャルからもリンクが張られている。

*画像もしくはこちらをクリックするとamazonから購入できます。

(By "Q" Okada )

【製品情報】
Amazon価格: ¥1,453
オリジナル盤発売:2002年

初めてこのバンドをNY Beacon Theatreで観たときの印象を今もって忘れずにいる。ギブソンの真っ黒なレスポールを、最初は冗談かと思ったが、チェロの弓で弾きむしるヴォーカリスト。常時ファルセットを貫く彼は聞いたことの無い言葉を唄い、ドラマーも含め、キーボードからエフェクターから曲ごとに持ち場を換えるメンバーたち。しかし、そこから溢れてくる情感に富んだ音の一つ一つが彼らの取るポジションと密接に関係していた。

映画「ヴァニラ・スカイ」のラストシーンで、アルバム「( )」収録のT4 (通称Nothing Song)が流れるのだけど、よくよく聴いてみるとどうやら英語(?)のようだ。"You don't Know〜”と繰り返している。サントラ用のヴァージョン違いなんだろうか、しかしサントラにも入っていない…

ちなみに殆どの曲中で聴かれるドローンのようなフィードバックは件の弓弾きによって得られるサウンド。有名なジミー・ペイジのアレ。バンド・メンバーが冗談でジョンジー(?)に誕生日プレゼントとして渡したらこれがピタリとはまったとかなんとか、そんな話を聞きました。

Posted by muzseek at | (1) |